先日、走行後の軽整備でインマニのスタッドボルトの1本が緩んでいるのを発見。
増し締めすると止めどもなく回る。しかもナットだけではなく、ボルトも一緒に。
アタタ!ヘッド側がナメちゃってるよ・・・!
このヘッドは前にも記載してあるように、レース用にある方が制作したもの。なので所々が加工してある。
2種類の取り付けピッチの違うインマニに対応するようにインテークマニの取り付け穴が増設してあって、その2つのネジ穴がつながってしまっていた。今回その一カ所がそこの強度不足からご臨終したのだ。
さて、どうしたものか?
リコイルが1番楽で強度も出るが、ご存じの通り、ここも26山のブリティッシュインチ。なので合うサイズが無い。次に正当にヘッドを外し、アルゴンで溶接してタップ。しかし面倒。
次にまた3Mのデブコンの登場。耐高温・高強度のパテだ。しかし正味期限切れだろうか、ちゃんと硬化したがボルトを止めるほどの強度は得られなかった。
そこで写真のジーナスGM8300!今月のOT誌にも紹介されてたヤツだ。
昔からハンズやアストロで売っていて気になってはいたので、今回試しに使ってみた。
物は2液性のパテで、デブコンに似ている。計量キットが付属しているのでそれに合わせて2つを練り合わせ、表面を荒らした面に混ぜたパテを塗る。硬化は熱処理をしたほうが強度を増すので、投光器で熱し硬化を促進させた。
結果、インマニをナットで締め付けるぐらいの強度は十分にあり、しかも耐熱なので今回アルゴンのお世話にはならずに済んだ。
だが根本的な解決ではないので、あくまで応急修理。いずれしっかりとした修正は必須だろう。
余った物(写真)にタップを裁てたり、鉄鋸で切断したり実験したが、今まで使った同じような物の中で一番優れていると感じた。
販売している会社のサイトではエンジンのフィンなども十分修正出来るとのこと。これは色々と役に立つことは間違い無い。